国際天文学連合(IAU)シンポジウム(第380回) 電波天文観測実習

実習風景写真 (2023年3月30日撮影)

========= 以下過日の告知情報 =========

3月20日から24日にかけて、ライカ南国ホールにて、海外から大勢の研究者が参加する国際天文学連合(IAU)シンポジウム「宇宙メーザー」が開催されます。宇宙メーザーは、鹿児島大学の研究者と学生が進める研究に深く関わっているテーマです。実際宇宙メーザーを放つ天体を、国立天文台VERA入来観測局で運用されている口径20 m電波望遠鏡を使って精力的に観測しています。また、極めて高い解像度で観測するため、日本国内のVERA4局だけでなく近隣諸国の電波望遠鏡、そして海外研究者とも連携して観測が展開されています。 

本シンポジウムでは、鹿児島での開催を記念して、市民の皆さんに、宇宙観測やそれに関する装置開発や国際協力の魅力について伝えるために、次の2つのイベントを開催します。

1.IAU シンポジウム開催記念電波天文観測実習(3月29日から31日)[このページ]
2.IAU シンポジウム開催記念市民講演会(3月25日)[下部リンク] 

告知用ポスターへのリンク

IAU シンポジウム開催記念電波天文観測実習

この実習を通し、宇宙を電波で観測する仕組みを観察し、 様々なものづくりの魅力にも触れて頂きます。

見学会・実習の参加申し込みの受付は終了しました。参加申し込みして頂いた方々にお礼申し上げます。

期日:3/29(水) (09:00-17:00) VERA 20 m 電波望遠鏡及び観測棟の見学、昼間の星空観望
場所:VERA入来観測局(詳細位置は以下のGoogleマップにご参考ください)
参加対象者:小学生以上
現地での飛び入り参加も可能です。所定の場所からの送迎が必要な場合は、
参加申し込みフォームで事前申し込みください。
バスによる送迎は、3/30(木)・31(金)実施の実習に参加する方を優先します(40名まで)。
参加費:不要 現地に直接お越しの方は、受付不要です。そのままお越しください(駐車場あり)。

3/30(木)・31(金) (09:00-17:00) 小型電波望遠鏡の製作と天の川の観測
場所:鹿児島大学理学部
参加対象者:中学生以上(15名まで)
場所:参加は必ず参加申し込みフォームで事前申し込みください。
参加費:不要  イベント傷害保険に加入していただきます。

事前申し込みをされた方には、開催者から3/9までに連絡が届きます。もし連絡がない場合は、お手数ですが下記連絡先へお問い合わせ下さい。

ご都合がつけば、3/25(土)開催のIAUシンポジウム市民講演会への参加もお勧めします。

VERAとは天の川銀河の3次元立体地図を作るために国立天文台が立ち上げたプロジェクトである。
このプロジェクトを遂行するにあたり国内に4台の20 m 電波望遠鏡を組み合わせた電波干渉計を使用しています。
その内の一つであるVERA入来局は鹿児島大学と連携しながら共同運営を行っています。

VERA入来局と鹿児島大学 1 m 光・赤外線望遠鏡


VERA入来局20m電波望遠鏡で開催された八重山高原星物語 (2017/8/12 鹿児島大学・赤峰恭太郎)


問い合わせ先:

鹿児島大学理工学研究科附属天の川銀河研究センター
今門 亜弥、今井 裕
電話:  099-285-8012(今門)、8085(今井)
電子メール:   agarc-adm@sci.kagoshima-u.ac.jp

IAU シンポジウム科学セッションホームページ(英文)へのリンク

本IAUシンポジウムの鹿児島誘致では、日本政府観光局が表彰する「2022 年度「国際会議誘致・開催貢献賞(特別賞」を受賞しました。